初呑み切りを行ないました
八海醸造の「初呑み切り」を行ないました。
呑み切りとは、「呑み」(貯蔵タンクの側面下についている清酒の取り出し口)
を「切り」(開栓する)、貯蔵酒の香、味、色を官能検査(きき酒)等によって分析し、
火落ち等の早期発見、蔵内全般の酒質の把握、
個々の酒質、熟度に応じて調合、出荷時期を決める等の目的で行なわれます。
品質管理のために行なう重要な蔵内行事です。
仕込みを終わって最初に行なう呑み切りを初呑み切りといいます。
日本酒は、造りの後の貯蔵によっても品質が左右されますので、
貯蔵も広い意味での“造り”のうちと捉えるべき重要な製造工程です。
初呑み切りは杜氏をはじめ、蔵人も全員がきき酒を行ないます。
長い冬の間、蔵人達が心を込めて仕込んだ酒。
・今年の酒はどうだろうか?
・目標どおりの酒になっているだろうか?
・火落ちしていないだろうか?
・美味い酒になっているだろうか?
などと思いながらの初呑み切りです。
その後も、八海醸造では適宜呑み切りを行い、貯蔵酒の状態を把握し、
常に一定の酒質の日本酒を皆様にお届けできるよう、品質管理をしていきます。
- この記事をシェアする
-