霊峰八海山を仰ぐ美しい山里、南魚沼市。大正11(1922)年、この地に誕生した小さな酒蔵が、八海醸造の始まりです。創業者の南雲浩一は、地域の人々のために役立ちたいという思いで、日本酒づくりに情熱を注ぎました。さらに2代目の南雲和雄は、優秀な仲間たちとともに「よりよい酒を、より多くの人に」と志をひとつにし、日本酒八海山の基礎をつくりました。先代たちの酒づくりへの情熱と開拓精神。そして米、麹、発酵に関わる深い知見と技術力は、現在の八海醸造らしさをもつビールや焼酎、あまさけ、ウイスキーづくりにも受け継がれています。
今、私たちは「永遠に終わらない会社」を目指しています。そのために必要なのは、「挑戦」「成長」「変化」に果敢に取り組むこと。そして社員一人ひとりが、社会から必要とされる存在になることです。
100周年を迎えた八海醸造は、これからの八海醸造グループの未来を見据え、世界を目指す決意の象徴となるコーポレートロゴを制作しました。今後は、お客様に「Hakkaisan」ブランドを広く認知していただけるよう、すべての商品と事業に同じロゴを使用し、先人たちから受け継いだブランド価値をよりいっそう向上させていきます。
最近は、イメージに偏りのない、
つるんと無機質なロゴタイプが多い世の中ですが、
Hakkaisanのロゴは、ゴツリと手応えのある特徴をつけています。
酒は、どんな種類の酒でも何かしらの癖があり、
そこに愛着や親しみを覚えるものです。
そういう個性の肌触りを、文字のかたちに込めました。
同時に、Hakkaisanというブランドは、
日本を代表する南魚沼の日本酒から始まったものですが、
焼酎、ビール、ウイスキー、ジンなど、
多様な酒を製造するブランドへと成長しています。
そのいずれのラベルやパッケージに用いられても
違和感なく機能するロゴでなくてはなりません。
その点も考えてデザインしたものですから、
未来に広がっていく酒のバリエーションを統合できる、
スケールの大きなロゴに育っていくことを楽しみにしています。